老後の資金いくらあれば大丈夫?みんなの貯金額と必要資金額

老後の貯金はいつから考えるのがベストなの?いくらくらい用意すれば幸せな生活を送ることができるんだろうの?など、老後に必要な貯金額について考える20代〜30代の夫婦も増えているはずです。老後に「貯金がない!」と焦る前に、今から対策を考えることが重要です。ここでは、老後の貯金について知っておくと便利な豆知識を紹介しますので、興味のある方はぜひ、参考にしてください。

老後の貯金の目的

老後の貯金の目的は、人それぞれ異なります。貯金の目的をテーマにしたアンケートでは、約半数の人たちが「万が一に備えるため」と答えました。
その次に多かったのは「普段の生活を維持するため」という回答でした。これらを見てもわかるように、ほとんどの人が不安を抱えていることがわかります。老後は趣味に時間を使いたいと考えている人も多いと思いますが、現実は何不自由なく生活をしていくことが第一と考える人が多いようです。

世帯別、貯金額

平成25年に国が1世帯あたりの平均貯金額を調査したところ、その貯金額は約1,047万円という結果が出ました。しかし、これはあくまでも全世帯の平均貯金額です。世帯別で見るとわかりますが、中には平均額を遥かに下回る数字も出ています。もう少し具体的に、世帯別での貯金額を見ていきましょう。

60代の夫婦世帯の平均貯金額は1,218万円

前置きになりますが、貯蓄額とは金融資産の総称です。銀行に預けているお金はもちろん、株式や不動産などもその金額に含まれます。
60代の夫婦世帯の平均貯蓄額はおおよそ2,202万円と言われています。また、中間値は1,500万円です。平均貯蓄額の内、貯金が占める割合は55.3%。つまり、貯金は貯蓄額の半分以上を占めていることになります。
一方で、60代夫婦世帯の平均貯金額は1,218万円で、その中央値は830万円です。貯金額が十分にあり、平均貯金額ぐらいのお金があれば裕福に暮らせると思う人もいるかもしれませんが、60代の夫婦が100歳まで生きるとしたら、約40年間あります。残りの40年間を夫婦2人で暮らすなら、1218万円という金額は十分ではありません。そのため、貯金額が1000万円を超えているとしても、安心した生活を送るのは難しいでしょう。

60代の独身世帯の平均貯金額は1,289万円

60代と言っても、必ずしも家族がいる世帯ばかりではありません。先ほどは60代の夫婦世帯の平均貯金額を紹介しましたが、独身世帯だと貯金額はどのくらいまであるのでしょうか。
独身世帯の平均貯金額は1,289万円と言われており、夫婦世帯と比較すると71万円の差があります。貯金中央値は646万円であり、夫婦世帯に比べて84万円低いです。
その理由は、夫婦世帯に比べて貯金に関心が少ない人が多いからです。夫婦世帯でも全く貯金をしていない世帯もいますが、それ以上に60代の独身世帯は貯金をしていない人が多いです。しかし独身世帯は、貯金額を全て1人で使うことができる金額なので、夫婦世帯と比べると少しは裕福な生活を送ることができるかもしれません。

老後に必要な資金は3,000万円!?

老後の貯金として、どれくらいあれば安心できるのでしょうか?もちろん、世帯によって必要な貯金額は異なります。例えば、夫婦世帯は独身世帯よりも消費する金額が必然的に高くなります。光熱費や食費など生活費は家庭環境により変わってきますし、建物や土地、車の維持費といった生活環境によっても、その負担額は大きく違います。
上記のことを踏まえると断定することはできませんが、一般的には、最低でも必要な貯金額は約3,000万円と言われています。老後に必要な貯金額を世帯別で知り、どれくらい必要なのかを考えてみて下さい。

夫婦世帯の老後必要資金額

65歳から老後とした場合、夫婦世帯の収入は、平均して約21万円と言われています。それに対して支出が約26万円と言われていますので、約5万円が毎月赤字になることがわかります。この赤字の部分に老後の資金を充てていくことが大切です。
しかし、これは通常の生活をした場合です。例えば、介護費用(1人あたり約466万円)や葬式費用(1人あたり約196万円)などを考えると、平均して老後に必要な資金は約3,000万円になります。一見とんでもない金額に思えますが、昔は60歳から老後の生活を迎える人が多く、その頃は夫婦二人で約5,000万円の老後資金が必要でした。それに比べると、2,000万円ほど少ない資金で暮らせるので、負担は減ったととらえることもできます。
また、今後65歳から70歳へと定年が変われば、その分必要な資金も変わってきますが、現時点では3,000万円の用意はしておくと、比較的安心と言えるでしょう。3,000万円という大金を貯めるためには、結婚した段階で貯金について考えたり、老後の仕事についても考えた方がよさそうです。

独身世帯の老後必要資金額

夫婦世帯では、1人あたり約1,500万円が老後の資金として必要ですが、独身世帯の場合は、約1,742万円の資金が必要と言われています。
独身の場合、毎月の収入の平均額は12万円です。それに対して、支出は15〜16万円と言われています。つまり、毎月約4万円の赤字が続くということです。
さらに、独身世帯でも介護費や葬式費用がかかることもあり、これらを全て合わせて計算すると、約1,742万円という老後資金が必要です。独身世帯の平均貯金額が1,289万円なので、ほとんどの人が老後に必要な資金を集められていません。安心して老後を過ごすためには、今よりももっと早い段階から貯金に目を向けた方がベターです。

老後の生活に困らないため為に!オススメな3つの資産構築

老後の生活にを不安を感じる要素として、切っても切れないものがお金についてです。高齢になれば運動機能が低下しますので、若い頃のようにバリバリと働くことはできません。そのため、老後生活を送る前に資産構築が必要になります。ここでは、資産構築にオススメな3つの方法をご紹介します。

節約をして貯金を増やす

老後生活にかかるおおよその費用は3,000万円〜5,000万円です。3,000万円確保できれば、最低限の生活を続けることができます。また、5,000万円確保できれば、1年に1回家族旅行に行くことができます。
老後生活を送る前から節約をすることで、資金を貯めることができ、豊かな暮らしを実現できる可能性が拡がります。節約が得意でない人は家族に貯金を管理してもらったり、我慢することが難しい人は強制的に貯蓄させられる貯蓄用保険等の金融サービスを利用してみましょう。

保険の見直しをする

老後の心配をし、保険に加入している人もいると思いますが、保険料は決して安いものではありません。加入している人は、自分に必要がないプランに加入していないかどうかチェックしてみてください。もしそういったものがあれば辞めることで、月々の保険料の支払いを減らすことができ、浮いたお金を老後資金に割り当てることができます。

資産運用で老後資金を構築する

上記の2つは支出を減らす方法ですが、ここで紹介するのは、収入を増やす方法です。それはズバリ、資産運用です。一般的な資産運用方法としては、株式投資や、不動産投資などがあります。
株式投資はリスクが高い反面、株価変動によっては多くの利益を得られます。不動産投資については、家賃未納や空室のリスクがありますが、利用者がいる限り、自分が亡くなった後も家賃収入がありますので、家族は生活資金を得ることができます。投資の仕方によっては、リスクの度合いが変化するので、リスクやリターンを考慮して自分に合った投資商材を選択しましょう。

まとめ

60代の高齢者がどのぐらい老後資金があれば安心できるのかについて紹介しましたが、昔に比べて、現在は男女共に平均寿命は80歳以上と年々伸びています。つまり、老後の生活は長くなることが予想されますので、楽しい老後を過ごすためにも、できる限り早い段階で老後に必要な貯金はどれくらいかを把握することが大切です。しっかりと資金計画を立てれば、少しでも不安を解消できますので、これを機に老後の貯金について考えてみてください。